集成材を本物そっくりな耳付き一枚板にする方法

耳付きの一枚板はその木目の美しさと圧倒的な存在感で、ダイニングテーブルやカウンターなどに使われたりしますが、一般的に高価なためなかなか手が出しにくいものです。

耳付き一枚板についてはこちら ↓ で解説してますのでご参考にしてください。

耳付無垢一枚板のダイニングテーブル

そこで、そんな耳付き一枚板を簡単に手に入る材料で作ってみましょう。

材料は大体どこのホームセンターにも置いてあるパイン集成材です。
↓ こんな板です。

集成材とはその名の通り、何枚もの小さな板を接着剤で貼り合わせて一枚の板にしたもの。
比較的安価で加工しやすいのが特徴です。

通常はこのままテーブルの天板や家具などに使用します。
ですが、今回はこの集成材を耳付き一枚板に変えてみたいと思います。

では、どのように耳付き一枚板に変えていくのかというと。
方法はいたってシンプル、↓ こいつを使います。

そう、ジグソーです。
ジグソーは曲線切りを得意とする電動工具ですが、このジグソーを使って板の端を一枚板の耳に変えていきます。

ホームセンターで売られている一般的な集成材の厚みは18㎜程。
切断面があまり深くても、また浅すぎてもカッコ悪いので、ざっくり45度に設定します。

これであとは無心で板の端を切断していきます。
大切なのは”無心”になることです。

あれこれ考えて切っていくとかえってわざとらしくなってしまい自然な耳ができません。
何も考えずにジグソーを走らせていきましょう。

するとどうでしょう。
こんな感じになりました。
いかがでしょうか?一枚板の様な自然な耳に見えますか?

後はこの切断面をヤスリできれいに磨いてきます。
この磨きも結構重要です。
刃物跡を消すことや、また、後の塗装工程のためにしっかりと磨きましょう。
ツルツルになればOK。

さらによりリアルを狙うのであれば塗料もオイル系を使うのが良いでしょう。
ちなみにワトコオイルを使うとこんな感じに仕上がります。

さて、どこでも手に入り値段も手ごろな集成材を使って、耳付き一枚板を再現してみました。
もちろんそのまま使っても良いですが、ちょっと手を加えるだけでお部屋の印象がグッとアップします。

ぜひお試しあれ。