吹き抜けの大きな窓には断然バーチカルブラインド!縦の空間がより引き立ちます。

吹き抜けに大きな窓があることでより多くの光を取り入れ、部屋の中は驚くほど明るくなります。

我が家のリビングの吹き抜けにも大きな窓があり、昼間は太陽光、夜には月明かりが部屋全体を照らします。
特に周りに高い建物が無く、また、お隣さんとも立地がずれているため外からの目は全く気になりません。

1月の入居時は、光は入るし、周りの目を気にすることも無かったため、特にカーテンやブラインドなどの設置は全く考えていませんでした。

それから夏が近づくにつれ室温はどんどん上昇していきました。
ただ、床がセラミックタイルであったこともあり、冷房を入れていればそれほど気にはなりませんでした。

しかし!今年の夏は違いました。。。

連日の猛暑でエアコンは朝から晩まで一日中つけっぱなし。
さすがにこれでは光熱費がまずいことになりそうだ、ということで少しでも冷房効率を上げるため、ついに吹き抜けの大窓にブラインドを取り付けるとを決心しました。

ブラインドの種類

ブラインドと言ってもロールスクリーンや縦、横ブラインドなど様々です。

ですが、吹き抜けの大きな窓にはやっぱり縦型のブラインド、バーチカルブラインドがおススメです。

吹き抜けは高い天井までの大きな縦の空間が魅力です。
その空間をさらに引き立てるのに縦型のバーチカルブラインドがぴったりです。

バーチカルブラインドの選び方

バーチカルブラインドは各社から数多くの種類が販売されています。
はっきり言って迷います。

そこで、選ぶ時のポイント。
ポイントは大きく3つあります。

まず、1つ目はやはりブラインドの目的です。

我が家の様に外からの目は特に気にせず単に”日中の日差しを遮りたい”とか、”絶対に外から部屋の中が見えて欲しくない”といったようにブラインドを設置する目的をはっきりさせる必要があります。

それによって、ルーバーの幅やルーバー同士の重なり量、またルーバー間のレース有無といった具合に選ぶものが変わってきます。
ですので、まずはブラインドの目的、これをはっきりさせる必要があります。

2つ目は材質

防炎素材、完全遮光、そしてウォッシャブル素材。
特にウォッシャブル素材は候補に入れたいところです。

設置場所からあまり濃い色は選択しづらいかと思います。
そうなるとやはり汚れが気になります。
取り外してネットに入れ自宅の洗濯機で洗濯が可能な素材はポイント高いですね。

3つ目は設置方法です。

窓に対してどのように設置するかでブラインドのサイズも大きく変わってきます。

天井から吊るして窓枠全体を覆ってしまう方法、窓枠より少し上から吊るす方法、そして窓枠内に設置する方法と大きく3つの方法が有ります。

その中でおススメなのが、窓枠内への設置です。
もっとも効率が良く、また、他の2つは壁よりも手前に設置されるのに対し、ほぼ出っ張らないこちらの設置方法は見た目もスッキリです。

ただ、サイズについては少し慎重に決めていく必要があります。
他の2つは窓枠よりも大きければ目的を達成できます。
ですので、ある程度ラフなサイズ見積もりでもOK。
しかし、窓枠内設置に関してはできるだけ窓枠との隙間を減らす必要があります。
隙間が大きくなってしまっては、いくらスッキリ収まったとしてもブラインドとしての目的を果たせません。

ということで私が選んだのは、

1、ルーバー幅 10cm、オバーラップ量 標準、ノーレース
2、防炎、ウォッシャブル、シークレット
3、窓枠内設置

サイズの決め方

まずは窓枠内側のサイズを測ります。

続いて設置方法に合わせてサイズを決めていくのですが、窓枠内設置の場合、幅については大体窓枠サイズのマイナス1cmが大体どこのメーカーも標準の様です。

少し難しいのが縦のサイズです。
実は窓枠内設置にも2つの設置方法があります。
ブラケットを使って取り付ける方法とブラケットを使わずに直に取り付ける方法です。

ブラケットとはレールを取り付けるための金具です。
先にこのブラケットを窓枠にネジ固定し、レールをそのブラケットに引掛けて固定します。
ただ、レール自体にもネジ穴が開いているため、この穴を利用して直接レールをネジ固定することも可能です。

window blind screw hole
そこでポイントはこのブラケットを使ってレールを固定した場合には、レールと固定面の間に隙間ができてしまう点です。
固定面が天井であれば問題ありませんが、窓枠内に隙間なくぴったり収めたい場合にはこのブラケットは邪魔です。
ブラケット無しで設置しましょう。

それともう一つ重要なポイントが、このブラケットを使用するかしないかによってブラインドの縦サイズが変わる点です。
どのメーカーもそうですが ”直付けの場合はブラケットの厚さ**cm分短くなります。” となっています。

つまり、レールと窓枠を隙間なく設置したとしても、ブラケット込みのブラインド長さで計算してしまうとその分短くなり下側の隙間が大きくなってしまいます。
そこで忘れずにその分の長さを足しておく必要があります。

今回設置したこのブラインドの場合、”縦サイズは窓枠サイズからマイナス2cm” となっています。
しかし、ブラケットの厚さ6mmとなっていますから、その分の長さを足す必要があります。
そこで、縦サイズはマイナス2cmではなくマイナス1cmで計算します。

設置

さて、こうしてオーダーしたブラインドを実際に設置するわけですが、吹き抜けの窓ですので設置する高さもそれなりです。
足場とそれなりの覚悟必要になってきます。
そこでおススメなのが↓コレ

チョーロングなはしごですが、用途に合わせて色々変形させて使うことができます。
また専用のプレートもついているので足場としても使用可能です。

これが我が家では大活躍です。
吹き抜けのファンの取り付けや毎年のクリスマスのイルミネーションなんかもこれで取り付けてます。
今回もこれを使用しました。

scaffold

さて、窓枠にレールの取り付け位置をマーキングします。
奥行は忘れずにルーバーの幅も計算に入れましょう。

marking

また、一人で作業する場合にはレールの中央部からねじ止めすると良いです。
真ん中さえ止めてしまえば手が離せます。
アルミ製のレールは長さはあっても意外と軽いです。

rail

レールの取り付けが終わればルーバーを取り付けて完成です。

では、気になる窓枠との隙間ですが、

上側はこんな感じ。
ブラケットを使用しない直付けの場合はこのように窓枠にぴったりと隙間なく設置することができます。

rail gap

また、下側はこんな感じ。
実際の長さを測ってみると2cm弱でした。

louver gap
ブラケット厚さ分の1cmを足しておかなかったらその分さらに隙間が空いてしまっていたことになります。
3cmだとちょっと空きすぎですね。

さて、こうして窓枠内へ取り付けたバーチカルブラインドですが、いかがでしょうか。

window blind finish

おススメは窓枠内の直付けです。
その場合、縦サイズはプラス1cm(ブラケット厚さ分)を忘れずに。