結局エネファームで光熱費はどう変わる?オール電化と比較、生データを公開!

エネファームで生活し始めて3年が経ちました。

光熱費が以前のオール電化での生活と比べてどう変化したかご紹介したいと思います。

エネファームの導入費用、国や自治体の補助金は毎年のように変わっています。

今後も変わっていくでしょう。

その為、ここではトータルでお得かどうかという点については触れません。

あくまで光熱費がどうなったかの事実だけを記載します。

前提条件

まず、条件としては、夫婦2人、子供1→2人で計3~4人家族です。

オール電化の時には子供1人でしたが、下の子の誕生によりエネファームで子供が+1人になっています。

オール電化はマンション(重量鉄骨)、エネファームは戸建て(木造)、また、エアコンが+1台という差もあります。

床暖房はリビングダイニングとキッチン、これはどちらも完備です。

また、料金プランはどちらもお得な専用プランに加入しています。

  オール電化 エネファーム
住宅 マンション(重量鉄骨) 戸建て(木造)
人数 3人 4人(子供+1)
エアコン 3台 4台
床暖房 LDK LDK

エネファームの光熱費

まずはエネファームの光熱費の内訳です。

エネファームは基本的にガスで電気を作り出し、足りない電気は電力会社から購入します。

よって、光熱費は電気代とガス代になります。

その比率はガス代が電気代の約1.6~1.7倍程度となっています。


1年を通して電気代の値幅はそれほど大きくなく、4千円程度となっています。

一方、ガス代の方は1万円程度の幅があります。

ピークはそれぞれ、ガスは冬、電気は夏に訪れます。

冬はお湯を使う量が増えるためガス代が上がりますが、エネファームの場合は”お湯の使用量が多くなる”=”発電量が多くなる”ため、ほぼ電力を購入することがなくなります。

逆に夏は”お湯の使用量が減る”=”発電量が減る”ため、エアコンなど使う電気が増えると、足らない電力を購入することになります。

そのため、7月ごろからガス代と電気代が逆転します。

ただ、まったく電気代を気にせずにエアコンなどは使っていますが、この程度かといった感じです。

光熱費の推移

次に年間光熱費の推移です。


エネファームの光熱費(ガスと電気の合計)の推移は2
年目、3年目で比較するとあまり大きな差はありません。

年間で約1万円くらいの値幅になります。

3年目の4,8,11月で少し差が有りますが、ここはガスの使用量が少なかった分、安くなっています。

基本的にはガスの使用量が減ってくる時期にだんだん下がっていき、ガス代と電気代が逆転する夏にいったん上がりますが、ガス代がピークを迎える冬ほどにはなりません。

エネファームは、ガス使用量つまりお湯の使用量が光熱費を左右します。

オール電化 vs エネファーム

では、いよいよオール電化との比較です。


エネファームの電気代は夏場に1回だけピークが来ますが、オール電化の場合は夏場と冬場の2回
ピークが来ます。

使用する電気をすべて購入でまかなうオール電化は、エアコンや床暖房、当然お湯も使ったら使った分だけ電気代が上がります。

ほぼ1年を通してエネファームの方が下回っています。

その差は、年間で約4万円ほどになりました。

先にも書きましたが、条件としてはエネファームになってからの方がより厳しいはずでのこの結果です。

もし、同条件であれば、ひょっとするともう少し差が出たのかもしれません。

また、ガス代と電気代が逆転するタイミングで、毎年7月に光熱費が一回上がっています。

ここはもう少しお湯を使うようにし購入電力を減らせば、トータルの光熱費を抑えることができるのでは、と今回このデータを見て思いました。

今年の夏は毎日湯舟にお湯を溜めて入ってみることにします。

 

 

住んでみて実感、注文住宅でやって良かったベスト5

設計段階であれこれと考えて間取りや建具、設備など決めていきましたが、その中でも実際に住み始めてから、これは本当にやってよかったなと感じているベスト5をご紹介したいと思います。

第1位 パントリーの間取り

パントリーはキッチンの裏、さらに勝手口を設けました。
キッチンからパントリーを抜けると、勝手口から外へ出ることができます。
勝手口を出るとそこはすぐカーポートになっています。
ここは荷物の運び込みを考えてこの間取りにしました。
 
 
家族が増えると日用品や食料品の量はだんだんと増えていきます。
我が家の場合は週に一度、大量の食料品と日用品をまとめ買いします。
その週に一度の買い出しの際にこの間取りがとても便利なんです。
 
玄関から家に上がる前にまず勝手口を開け、車から大量の食料品や日用品をすべてパントリーへ下ろします。
車から歩く距離もほんの2、3歩です。
 
妻は私が荷下ろしをやっているそばから生鮮食品をキッチンの冷蔵庫に入れ始めます。
その後、それ以外の食料品や日用品をパントリーにしまい込んでおしまいです。
 
パントリーが無かったとしても、キッチンは家の正面玄関側、入り口に近いほうが絶対に良いです。
そうでないと重い荷物を持ってリビングダインイングを何度も往復することになります。
また、キッチンには勝手口を設けるのもお勧めです。
 
水回りはなるべくまとめて設計されがちです。
が、我が家ははっきりと断り、キッチンは正面玄関側、逆に風呂場や洗面所は正面玄関から遠い間取りにしました。
 
また、ペニンシュラキッチンを設置する場合にはその配置もよく考えたほうが良いでしょう。
片側が壁に接しているため、配置の仕方によっては大きく回り込まなければならなくなります。

第2位 ウォークスルークローゼット

次にご紹介したいのが、主寝室に併設したウォークインクローゼットです。

主寝室から引き戸でクローゼットへは出入りできるのですが、主寝室の外の廊下側にも扉を付け、ウォークスルークローゼットとしました。

こうすることで、わざわざ主寝室を通らずにクローゼットに出入りできます。

つまり、お互いの起床時間が違う朝でも相方を起こさずに支度をすることができます。

休日にいつもより少し長く寝てたいな、でも、奥さんは午前中から出かけるので朝早くから支度を始めなければいけない、なんてときにも起こされることがありません。

第3位 セラミックタイル

 
子供たちの部屋は作りましたが、まだ小さいためリビングダイニングで遊ぶことがほとんどです。
 
その為、おもちゃ入れもリビングに置いています。
その子供たちがとんでもないんです。
飛び跳ねたり走り回ったりはまだ許せるのですが、おもちゃを床の上に叩きつけるわ踏んづけるわ、その度にものすごい音がします。
 
それでもセラミックタイルは傷一つ無く、きれいな状態を保っています。
 
また、おやつや食事の際にも子供たちはやらかします。
牛乳やジュースなどテーブルの上ならまだしも、コップごと床の上に落としたりします。
そんな時でも表面がツルツルのセラミックタイルはタオルでサッと拭き取ることができます。
 
ひんやり冷たいセラミックタイルは真夏でも涼しく感じます。
そのため、エアコンをつけなくてもけっこういけます。
 
しかし、当然ですが冬はそのままでは厳しいです。
床暖房との組み合わせはマストです。
そこで我が家はエネファームも設置しました。

第4位 エネファーム

ということで第4位はエネファームです。

 
エネファームはガスから水素を取り出し、空気中の酸素と反応させて発電します。
 
その発電時に発生する熱をお湯を作ったり、床暖房、ミストサウナや浴室暖房に利用することができます。
 

また、停電時の自立運転、これも非常に大きいです。
ガスさえ止まらなければ発電し続けることができるため、電気とお湯を供給することができます。
災害時の活躍は間違いなしです。

初期投資は掛かりますが、国や市の各補助があるため、合わせて申請することで結構な額戻ってきます。

ガスと電気の契約をしますがガスの方はエネファーム向けのお得な料金プランが用意されています。

冬はガス代の方が多め、夏は電気代の方が多めといった感じです。
合計金額では通年で大体同じくらいの金額におさまっています。

以前はオール電化のマンションに住んでいましだが、やはり床暖房は有ったのですが、これを使うと電気代がとんでもないことになったので、最終的には使うことはほとんどなくなりました。

しかし、エネファームの床暖房ではそんなことはなく、冬は一日中点けっぱなしの日がほとんどですが、光熱費は全く気になりません。
おかげで寒い冬でもいつも快適に過ごせています。

また、暑い夏は湯舟にはお湯を溜めずに、ミストサウナで済ませることが多くなりました。

とにかく、エネファームで生活してみて、あまり光熱費を意識することがなくなりました。
以前のようにせっかく設備があるのに光熱費を気にして、我慢して使わない、なんてことはあり得ないです。

では、実際に家の光熱費がどのように変化したか、についてはまた別のブログでご紹介します。

第5位 脱衣所の竹フローリング

セラミックタイルに続いてこれまたフローリング材です。

脱衣所のフローリングには水にも強い竹フローリングを選択しました。

竹には抗菌、防カビ、脱臭効果があるとされているため、水回りには最適なフローリング材です。

うちの子供たちは風呂上がりにそこら中歩き回るので、床はいつもびちゃびちゃになります。

そんな時でも安心の竹フローリングです。

木材に比べ強度が高いため、傷がつきにくく、また、縦にそろった繊維の美しい表情は木材とはまた違った雰囲気にしてくれます。

竹材は木材と比べて越伝導率が高く、床暖房との相性が良いということで、リビングダイニングにも竹フローリングを選択する人もいるそうです。