アマゾンの玄関口、ブラジル マナウス、ピンクのイルカは本当にいるのか?

マナウスの料理

ブラジル料理で有名なのが、皆さんご存知のシュラスコ(シュハスコ)。
マナウスでは基本的に肉料理が中心ですが、魚料理も有名です。
そう、アマゾン川の魚です。
しかし、その魚ですらほぼ“肉“です。

有名なのがピラルクタンバキ(上の写真)といった非常に大型の魚で、かなり食べ応えが有ります。
臭みは無く脂が乗っていて美味しいのは美味しいですが、魚というよりは肉に近いです。

肉を食べ飽きると、魚に行くのですが、その食べ応えはあまり変わらずやはり日本食が恋しくなります。
少しだけでも何か日本食を持って行った方が良いです。
特にインスタントみそ汁はおススメです。また、マナウスではサラダの様な生野菜があまり食べられません。
マナウスは内陸に位置する為、輸送が困難で、新鮮な野菜はあまり入って来ないそうです。
しかたなくフルーツを食べて我慢しますが、連日の肉やピラルクだと無性に生野菜が食べたくなりますね。

また、大丈夫な方はこんな料理はいかがでしょうか?
アマゾンの”アリ料理”です。

ant dish

正直味はよく分かりません。
けっして美味しいものではありませんが、アマゾンの思い出として一皿。

アマゾンツアー

そうしたマナウスでのメインイベントの1つがアマゾン川ツアーでしょう。
街中には様々なツアー会社が存在し、それぞれちょっとずつ違ったツアーを扱っています。
また一部ホテルなのでもツアーを扱っている所もあります。

 

大小の船でアマゾン川を航行し、途中水上レストランでバイキング形式の食事を楽しんだり、マングローブの湿地帯を散策したり。


湿地帯ではカイマンとの遭遇率はかなり高いです。


また、4,5人が乗れるほどの小さなボートでアマゾン川のさらに支流へと進んだり、時には鶏肉を餌にピラニア釣りを体験できるツアーなど、様々です。

中にはピラルク釣りを体験できたりするものもあります。
体長2~3mもある巨大魚ですからヘタすると水の中に引き釣り込まれます。紐に小魚をくくり付け、投げ込むと一瞬で食い付いてきます。
魚とは思えないものすごい引きです。

そんなアマゾン川ツアーで私が出会ったのが淡いピンク色をしたイルカです。
アマゾン川を航行中に船の上から眺めていると、茶褐色の水面から突如現れ、思わず目を疑いました。
ほんの一瞬でしたが2頭ほどその姿を見せてくれました。

残念ながら写真に収めることはできませんでしたが、その光景は今でも鮮明に記憶しています。
ピンクイルカの正体は淡水に生息するイルカ、アマゾンカワイルカです。
絶滅危惧種だそうです。
私も3回ツアーに出かけましたが、目撃したのはその1度だけ。
とても貴重な体験でした。

一生に一度は見ておきたい珍獣のひとつでしょう。

 

アマゾンの玄関口、ブラジル マナウス (Brazil Manaus)

みなさん、この世の中にピンクのイルカが居るのをご存知でしょうか?

絵本の中の様な話ですが。。。

 

アマゾナス州マナウス市、ブラジルのマナウスはアマゾンへの入り口です。

ベネズエラなど北から流れてくるネグロ川(タンニンが多いため焦げ茶色)とペルーなど西から来るソリモエンス川(有機物が多く白っぽい)がマナウスで合流していて、そこからがアマゾン川と呼ばれています。

マナウスはだいたい610月が乾季、115月が雨季です。

東京からは様々な行き方がありますが、比較的早いのがアメリカ経由でしょう。

 成田ーシカゴ 12時間

 シカゴーマイアミ 3時間

 マイアミーマナウス 5時間

といったコースがあります。

 

ただ、これでも乗り換え時間を含めると片道約30時間の長旅になります。

もうここまでくると完全に時間の間隔はマヒします。

また、地球の真裏に位置しますから日本との時差は13時間。

完全に昼夜逆転します。

渡航準備、イエローカード

と、その前に、マナウスに行く為の準備の一つとして、日本での黄熱の予防接種があります。これは重要です。

ブラジルは黄熱に感染する危険のある国に指定されています。

その為、黄熱予防接種が推奨されています。

予防接種は各検疫所で摂取できますが、完全予約制です。

 

予防接種を受けると予防接種証明書(イエローカード)が発行されます。

この予防接種証明書を携帯していないと入国できない国や、乗り継ぎなど複数の国に入国する際に証明書の提示を求められる国があります。

証明書の有効期間は「接種後10日から10年間」だったのが2016年から「接種後10日から生涯有効」に変更になったようです。

2016年以前に取得した証明書でもこれが適用されるとのこと。

まず、この予防接種で発熱や具合の悪くなる人が少なくないようです。

私は特にその様なことはありませんでしたが、腕は結構腫れました。

まあ、インフルエンザの予防接種でも腫れる体質なので仕方ありませんが。。。

黄熱は蚊に刺されることで感染しますので、万全の態勢で出かけます。
熱帯気候ですが、半袖だけではなく長袖も準備します。
また、ジャングルのネッタイシマカに日本製が効果あるかどうか分かりませんが、いちおう虫よけスプレーや腕にはめるバンドタイプの虫よけもありますので、準備しておくとよいでしょう。

では、実際に現地はどうなのかと言いますと、これだけ書いておいてなんなんですが、私は3回ほど訪れていますが、蚊に刺されるどころか、まったく蚊を見たこともありません。
ただ、鈍感だけなのかもしれませんが。。

しかし、現地の人に聞くところによると、これには先ほど紹介したネグロ川の水質(赤茶色)が関係しているようです。
ネグロ川はタンニンを多く含む為、蚊の幼虫であるボウフラが生息できないんだそうです。
その為、この辺の地域には蚊が少ないそうです。

ただ、出かける地域によって状況は変わってきますので、最低限、先ほど述べた程度の準備はして行く方が良いでしょう。